TrueUSDについて!バイナンスで目立ってきたステーブルコイン

TUSD 仮想通貨 アルトコイン(草コイン)

バイナンスでまた新たなステーブルコインTrueUSD(TUSD)が登場。

急激に買われており需要を増やしています。

本日は、この新しいステーブルコインについて記事にします。

 

TrueUSDとは?

TrueUSDは、アメリカドルに完全に裏付けられた最初の規制されたステーブルコインです。

アメリカドルと同じ価値を持ちます。

 

2018年1月に限られた投資家に最初にローンチされたTrueUSDは、2020年10月時点で約4億ドル、現在は24億ドルほどのバックトークンを組み込むまでに急成長しました。

記事作成段階でCMC時価総額ランキング29位と急速に力をつけています。

TrueUSD-Coinmarketcap

 

ところで、USDTなどのアメリカドルと同じ価値を持っているステーブルコインは存在しています。

しかし、「アメリカドルに完全に裏付けられた最初の規制されたステーブルコイン」となっているのは何故でしょうか?

 

これは、アメリカドルによって完全に支えられ、価値が一定している最初のデジタル通貨(ステーブルコイン)で、米国政府や関連機関によって規制されている最初の通貨という意味です。

米国のお墨付きであるTUSDは、価格変動のリスクを抑えることができ、一部の国で実際の通貨として安定して使うことができます。

 

米ドルのステーブルコインの代表的なものは、USDT(テザー)など有名ですが、それらは完全に規制されている、つまり完全には米国の監視下にあるものではありません。

よって、米国の意向次第ではどうにでもなるという危険性もあります。(もっとも完全支配の方が危険であるという人もいます。)

 

そのためか、テザーは、市場ではUSDTの供給が急増し続けていることもあり、このステーブルコインは発行メカニズムと法定準備金に対する疑いが度々持たれています。

また完全な米国の支配下にないため、アメリカドルとの関連性や、支払不能な清算を含むあらゆる状況下で法定通貨を現金化する責任を同社が免除する免責事項により、発行者の信頼性も疑問視されています。

テザーは仮想通貨の世界では最も流通していますが、度々、テザー疑惑が出ていることからも理解できると思います。

 

ドミニカ共和国のデジタル通貨

TUSDは、仮想通貨取引所だけではなく、一部の国で使用することが可能です。

TUSD は、2022年10月7日に有効なドミニカ共和国で承認されたデジタル通貨および交換媒体として法定通貨としてのステータスを付与されています。

詳細は条例のPDFをご覧下さい。

 

バイナンスでローンチ通貨の対象に

現在、バイナンスではローンチプールが行われています。

ここでは、先ほどのTUSDをプールの中にいれる(預ける)ことで、報酬として仮想通貨がもらえるという仕組みです。

 

TUSDを使ってステーキングができます。

SUIは後1日、RDNTは後8日続きます。

APY(利益率)を見るとわかりますが、非常に高いです。

 

そのためか、本来なら1ドルをキープし続ける安定通貨が買われすぎて1.01を超える事態にまで発展しましたw

 

BNBもローンチプールで使えるので、BNBも仮想通貨全体が下落の中、値上がっていますね。

もちろん、ローンチが終われば売られることになるでしょう。

 

なお、僕も現在は、ステーブルコインの殆どをTUSDに変えてプールの中にブッコんでいます。

 

BUSDからTUSDへ?

これまでバイナンスのローンチプールでのステーキングは、バイナンスのステーブルコインとも言われているBUSDで行われていました。

しかし、今年は連続してBUSDではなく、TUSDで行われています。

何故でしょうか?

 

ここからは個人的な私見もありますが、おそらく、2023年2月に米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からBUSDの新規発行停止を命じられた件が大きく影響していると感じています。

BUSDは、バイナンスのステーブルコインと言われていますが、発行元は別会社のパクソス。

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上記事で書いた通りバイナンスが発行しているわけではありません。

 

現時点では、米に目をつけられているBUSDリスクがあるので、TUSDにリスク分散をしている印象があります。

この傾向は、バイナンスがTUSDと他の仮想通貨のペアを増やしていることからも感じられます。

 

また、今のバイナンスではUSDTをはじめ、多くの仮想通貨のステーキングでボーナスがつくほど金利が上がってきました。

 

しかし、BUSDは、ボーナスもついていませんし、金利も同じステーブルコインのUSDTなどに比べてイマイチです。

もちろん発行も制限されているので、当たり前かもしれませんが、現時点だと余り状態は良くないのかな、という印象です。

 

TUSDにもリスクあり、個人的な現在のステーブルコインの方針

僕は現在、総額にすると仮想通貨の中ではステーブルコインがポートフォリオ(所持割合)の2番目を占めています。

これは大暴落に備えた際のためです。

 

現在、例えば、株などは、もう何十年も大暴落という大暴落はおこっていません。

僕がツイッターをしていた時、ビットコインは21000ドルで買うと述べていたことはご存じの方もいるでしょう。

 

暴落中に購入。

しかし、あれから更に暴落し、ビットコインは15000ドル付近まで落ちました。

ところが、今や29000ドルほどです。

 

自分は将来的にここまでは伸び続けるだろうなと思うもので、最もチャンスに感じるのは大暴落した時です。

なぜなら、大暴落時は、他の損失を補填するために現在はあまり信頼感のない仮想通貨はより安価で売却する人が増えるからです。

仮想通貨だけでなく、状況の悪い際は、売らざろう得ない状況に陥り、捨て値のような信じられないくらい安価で買えるものがあります。

 

しかし、その時にお金がないと買う事ができません。

だからこそ、法定通貨(ステーブルコイン)も僕の中では重要に感じています。

 

現在のステーブルコインの内訳は、このTUSDが最も多く、USDT、BUSD、DAIなどが続きます。

TUSDが最も多いのは、もちろん今回のバイナンスのローンチプールのためですw

 

しかし、ローンチが終わった後や、将来的にTUSDを1番持つのか?というとそれは今の所はありません。

 

例えば、TUSDはトロンの創設者であるジャスティン・サン氏が大量に保有しています。

仮想通貨のクジラ(大口保有家)の動向に詳しいHWALE ALERTによると、最近、バイナンスへサン氏による大量のTUSD(合計1億 1,510万TUSD)がBinance に送金されています。

 

TUSDは、サン氏をはじめ一部の投資家が大量に持っていることから「これって、どうなのかな?」と思う自分がいます。

 

また、テラUSDの崩壊などのようにステーブルコインは完全に安全というわけではありません。

BUSDのように国の方針で規制もかけられることもあるでしょう。

 

しかし、反面、それらのリスクがあっても便利である程度の規模なら許されるだろうという考えがあります。

とりあえずバイナンスのローンチ後は、TUSDの割合は減らして他のステーブルコインへ分散しようとは思っています。

 

 

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