アルトコイン(草コイン)購入者は、すぐにお金を増やしたい人が多いでしょう。
「今すぐ買いたいので、どんな銘柄が良いの?」と思うと思います。
しかし、それ以上に重要な初心者向けへの仮想通貨の特徴を記事にします。
結論
1回の仮想通貨バブルから終わりの短期で100倍を維持したアルトコインは過去1つもありません。
将来性があっても、短期では伸びの限界がある歴史は知るべきです。
アマゾン株もかつて94%以上の暴落をしました。
大きく価格が落ちたからといってダメなわけでは無い。
行き過ぎたものが落ちているだけです。
もし、100倍以上のアルトコインが市場に多数あるなら仮想通貨バブルは継続中。
そのような相場時は、大きな買いは推奨できない。
100倍通貨が多数ある時は、無理のない投資を。
大きく資金を入れる時期を見極めよう!
金言です。2011年、2014年、2018年の仮想通貨バブル崩壊後に100倍を維持できたコインはマジで1つもないです。
過去100倍を維持できたアルトコインはない
ビットコインの長期期間のチャートです。
トレーディングビューは2011年からのビットコインチャートが見れるのでおススメ。
かつて、1BTC4円ほどであったビットコイン。
2013年の仮想通貨バブルで1120円ほどまで上昇しました。
つまり、280倍です。
しかし、バブル崩壊。
8割以上も下落し、最終的には215円ほどまで下落しました。
つまり、最終的には54倍ほどに留まっています。
現在、仮想通貨市場をけん引している初期のビットコインですら50倍ほどが限界です。
アルトコインも同様です。
2017年日本のアルトコインバブルをけん引していたRipple(XRP)。
ずっと1XRP1円以下だったXRPは、2018年1月4日に400円まで上昇しました。
ざっくりと400倍以上ですね。
しかし、バブル崩壊で2020年3月代には12円台まで落ちています。
結果として400倍どころか、100倍も維持できていません。
短期100倍維持が不可能なのは仮想通貨だけの話ではない
短期100倍維持が不可能なのは何も仮想通貨の話だけではありません。
ヤフー(4689)やソフトバンク(9984)の株は、98年10月の安値から2000年2月に128倍、118倍を記録しました。
しかし、その後99%以上の暴落の歴史があります。
尋常ではない伸びを見せるものは、反動で落ちるのです。
どんなに有望でも停滞期がある
Amazon。
もはや誰もが知る大手通販企業ですが、アマゾン株も初期は93%下落しています。
1998年4月7.8ドル→1999年12月の107ドル → 2001年4月8.1ドルですね。
ストップ高や安がある株ではある程度の期間がかかって上下していますが、今や誰もが知っている企業でもこのような過去があります。
このように仮想通貨だけでなく、実体のある超有望企業ですら落ちる時は落ちるのです。
特に時価総額の低い初期段階でそれが顕著に表れます。
新通貨は特に注意です。
100倍以上の通貨が大量にある下落トレンド時
まさに今の状態(2022年1月段階)ですね。
あなたがトレーダーではなければ、バイナンスローンチや、USDTのような安定した通貨のステーキング(貸して増やすこと)を行い、無理をせずに勝率の高い投資を心がけます。
この時期は、時価総額の低い単体の仮想通貨銘柄を購入することはしません。
なぜなら、先ほどから挙げたように100倍銘柄がある時点でいずれ暴落することから巻き込まれる可能性があるからです。
金利生活で基本何もしない。
FOMO(儲け取り逃がしたくないと買いたくなる心理)を抑え、守備力を高める(資産を減らさない)ことが重要です。
先人達のように万が一暴落に巻き込まれて資産を9割も減らしていては、バブルで大きな含み益を得ても意味がないのです。
100倍以上の通貨が多数も上昇相場の場合
例えば、これから相場が良くなって急上昇する可能性もあります。
この時、どうしても入りたい場合は、急上昇している通貨は追わないで下さい。
100倍通貨多数から1000倍通貨多数にでもなったらそれこそ異常です。
いずれ酷い落ち方をするでしょう。
その危険を冒しても買いたければ別のまだ上昇していない通貨を探せばよいのです。
1つの通貨に固執する必要はありません。
なお、相場が良いというのは「ビットコイン保有者がトレードで意識すべきたった1つの指標」BTCが日足200日線を超えた場合です。
現在のビットコインは200日線の下なので良くないです。
少なくとも超えてから入るべきです。(その後、下回ったら損切りします。)
ただ、個人的には超えても単体アルトコインの購入は推奨できません。
100倍通貨が多数存在している時はそれほど危ないのです。
最後に
2018年1月100銘柄がゴロゴロしていた時期に仮想通貨バブルが崩壊。
多くの仮想通貨初心者がこの特性を知らず、崩壊前にアルトコインを購入しました。
そして、全アルトコイン保有者が仮想通貨バブル崩壊でアルトコインの資産を9割以上減らしています。(ビットコインは8割、イーサリアムですら9割以上落ちています。)
当時のピーク価格を超えておらず、バブル期に購入してしまった人の中には、未だに含み損を抱えている人もいます。
今後、多くのアルトコインの増加で、価格が戻らない通貨がより増加するでしょう。
ただ、これは頭の中に入れてもらえると幸いです。
「短期100倍を維持できた仮想通貨は過去1つもない」
冒頭の結論で書いたように、本記事で特に言いたいことはこれだけです。
「仮想通貨投資で成功者となるために経験から学ぶ愚者で良い理由」で書いたように実際に暴落に巻き込まれて仮想通貨の特性を学ぶのも良いと思います。
そして、仮想通貨には独自のサイクルがあり、「長期保有者向けビットコインの買い増しタイミング」や「ビットコインの半減期を知るものは仮想通貨市場を制す」で書いたような時期の重要性をいずれ知るでしょう。
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