仮想通貨投資において重要な「時価総額」の考え方を記事にします。
これを理解することで将来的に選ぶアルトコインが変わってくると思います。
知っていて損はしませんので、頭の片隅にも入れておいてくれると嬉しいです。
結論
仮想通貨投資において時価総額を考えることは一般的に重要と言われています。
なぜなら、現在の時価総額を見れば将来的な伸びもある程度は予測できるからです。
例えば、現在のビットコインの時価総額は約90兆円。
今後、100倍の9000兆円になることは限りなく難しいことがわかると思います。
なぜなら、株などを含めた現在の金融市場全体でも1京(10000兆円)だからです。
仮想通貨の時価総額とは?計算方法
時価総額、すなわち仮想通貨の時価総額とは、ある仮想通貨の価格に循環供給量(市場や一般の人々の手で流通している硬貨の数)を掛(か)けたものであり、仮想通貨の価値や規模を評価する際の指標のことです。
時価総額が大きいということは、その時点での仮想通貨の価値や将来の成長に対する期待も大きいことを意味します。
仮想通貨の時価総額の計算方法例を以下に記載します。
例)ビットコインの時価総額
・1ビットコイン(BTC)価格:4,731,952.5円
・循環枚数:18,915,522枚
価格と循環枚数が上記の場合、ビットコインの時価総額は、それらをかけて89,507,343,431,739円(約89.5兆円)となります。
希薄時価総額とは?計算方法
仮想通貨には、ビットコインのように新しいコインが生まれるものもあれば、最初から全ての枚数が存在している通貨などがあります。
よって希薄時価総額を考えることも重要です。
仮想通貨の希薄時価総額とは、その仮想通貨の全ての発行総数(最大供給数)が現在の価格で転換された場合の仮想通貨価値を「希薄化された時価総額」として希薄時価総額という意味になります。
仮想通貨の希薄時価総額の計算方法例を以下に記載します。
例)ビットコインの希薄時価総額
・1ビットコイン(BTC)価格:4,731,952.5円
・発行総数:21,000,000枚
価格と循環枚数が上記の場合、ビットコインの時価総額は、それらをかけて99,371,002,500円(約99.3兆円)となります。
先ほどの時価総額との違いは、現在の枚数ではなく、全ての通貨が発行された場合の発行総数でかけているという点です。
なお、発行総数が無限の通貨もありますが、例えば、10年後には2倍に増えているなどのルールがあるので、その時の時価総額を計算(予測)することは可能です。
希薄時価総額はなぜ重要なのか?
僕は、時価総額だけでなく、最大供給数で考える希薄時価総額の考え方は重要だと考えています。
仮にこの数値が明らかに高い場合は、売り時だとわかるからです。
例えば、上の例は某アルトコインの時価総額と希薄時価総額です。
・時価総額436億円
・希薄時価総額3.3兆円
このように雲泥の差であることが多かったりします。
特に新通貨で全然供給されていないような通貨が差が出やすいです。
将来、3.3兆円の価値になるのだろうか?と冷静に考えることが必要です。
なお、その通貨のチャートはこちらです。
上昇しないのは、3.3兆円もある希薄時価総額が高いと感じている人が多い点もあるでしょう。
最後に
希薄時価総額は聞いたことがない方もいると思います。
しかし、僕もそうですが、仮想通貨の投資銘柄で考慮される方もいます。
参考文献として米国No’1取引所Coinbaseの「時価総額とは何ですか?Coinbase」を参考にすると良いでしょう。
将来、その通貨がどれくらい伸びるかは人によって差はあるでしょう。
しかし、時価総額と希薄時価総額を計算しておくことで現在の価格で高いか安いかなど投資を行う上での目安になることは間違いないでしょう。
チャートや価格だけ見て高いか安いかを判断するだけでなく、時価総額(希薄含め)も考慮に入れておくと上手くいく可能性が高まります。
先ほどのビットコインの希薄時価総額は今の価格だと約100兆円。
僕は金の時価総額は1000兆円ということもあり、あと10倍はありうるなと考えています。
このように希薄時価総額を知ることで将来のビットコインの価格がどれくらい上がる可能性があるのだろうか?と将来のビットコインの価格の目安を付けることができます。
仮想通貨の希薄時価総額を計算することで現在の相場に左右されず、冷静に将来への予測をたててから投資を行うことができます。
中にはまだ1%も流通していないアルトコインもあります。長期投資で考える場合、例えば、今の価格で10年後、20年後はどれくらいの時価総額なのか?計算してみてから伸び率を考慮した投資を行うと良いでしょう。
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