「仮想通貨で今後伸びるアルトコインの選び方~時価総額編~」で書いたように時価総額が安く、期待の通貨は想像を絶するほど伸びることがあります。
しかし、時価総額が安く、プロジェクトは活動しており、チャートを見ても伸びそうなのに上昇しない仮想通貨も良く見ます。
それらの通貨には特徴があります。
知っていて損はしませんので、頭の片隅にも入れておいてくれると嬉しいです。
結論
セール価格は、数回にわけられて、その価格が大きく乖離(かいり)、つまり、離れているものがあります。
そういった仮想通貨は、時価総額が低くとも伸びにくいです。
本日は、その理由を実際の仮想通貨で具体例を挙げながら書いていきます。
セール価格について
仮想通貨のセールには段階がある場合があります。
1番初期はシードセールと呼ばれています。
価格が1番安いことが多いです。
主に家族など、ごく少数で行われることが多いです。
次にプライベートセールです。
ごく少数の大口投資家の間で販売されます。
その次は、プレセールです。
これは私達が良く参加するような一般人向けのセールです。
「セール価格で安いから購入する!」という方もいると思います。
しかし、実際に3番目ほどの上乗せ価格で購入しているのかもしれないことを自覚すべきです。
これらの段階を経て、市場公開されて、価格がつくわけです。
伸びにくい仮想通貨は、このセール段階で既に価格が乖離(かいり)、つまり、離れています。
では、その具体例をバイナンスで最も伸びていない通貨を例に挙げてみます。
伸びにくい仮想通貨はセール価格が乖離している
「投資利益率最強のバイナンスローンチパッドの仮想通貨31種まとめ」で記載したようにバイナンスのローンチパッドの投資効率は非常に高いです。
なんと、平均で68倍~176倍です。
しかし、その中でもの伸びが悪く低迷しているものがあります。
本日、例に挙げる仮想通貨の現在価格は、バイナンスで販売されたセール価格を割れています。
※現在価格は、2022年3月21日段階です。
つまり、ガチホをしていた場合、現在、含み損なわけです。
この通貨は、2021年3月18日に上場、まさに第一次のバブルのピーク前の仮想通貨が絶好調の時期にでました。(当時のBTC最高価格に到達したのは同年4月15日)
しかし、絶好調の時期にも関わらず、上場しても大きく伸びませんでした。
最高でもバイナンスセールの2.35倍ほどの結果になっています。
要因として、セール価格を調べるとそれ以前のセール価格と大きく乖離していることがわかります。
例えば、リニア(LINA)は、これだけの差があります。
・シードセール価格は、1 LINA = 0.00125 USD
・バイナンスセール価格は、1 LINA = 0.08537279 USD
おわかり頂けたでしょうか?
0.08537279÷0.0012≒68.3
つまり、バイナンスで安いとセール価格で買ったつもりが、初期のシードセールの68倍以上の価格で購入したことになるのです。
リニア(LINA)のチャートはこちらです。
先ほど述べたように、最高でバイナンスセールの2.35倍ほどになりました。
しかし、シードセール組にとっては、約160倍になります。
初期のセール価格で差がついている通貨は手を出さない方が無難です。
最後に
今回、リニア(LINA)で上昇が見込みにくい仮想通貨の具体例を出しました。
しかし、リニア(LINA)の仮想通貨が悪いわけではありません。
公開しているだけマシです。
多くの仮想通貨プロジェクトは、シードセール価格を公開していません。(無いものもある)
だから、例に挙げました。
調べても出てこない通貨は、投機で考えても長期投資と考えない方が良いでしょう。
そもそも、そのような一部の人が確実に利益を出せるようなある意味で仲間内で保険をかけているような通貨が世の中を変えるとは思えません。
ETH、BNBなどは当然、このような大きな乖離(かいり)はありません。
仮想通貨は、金持ちを更に金持ちにする道具ではありません。
あなたが、わざわざ高い値段で購入して貢献する必要もありません。
現在、仮想通貨界隈でも1発狙いで安い仮想通貨を購入する方が増えています。
しかし、このことを調べずに投資をすると、一生上がらない可能性があるのでご注意ください。
必ずしも上昇しないとは限りませんが、上昇しにくい仮想通貨の特徴の1つとして覚えておくと役立つと思います。
類似通貨は、今は上昇しても、いずれ下落していく可能性もあります。
シードセール情報は日本のグーグルでない場合は、米グーグルや発行国の検索サイトで調べると出てきます。
公開していなかったり、もともとシードセールがない通貨もあります。
判断は難しいかもしれませんが、調べる意識はあると良いです。
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