仮想通貨がピークから停滞している2022年2月のような時期。
「仮想通貨が高いな」「まだバブルが続いているな」「まだ下がるだろうな」このように感じていてもなかなか下がらず、それでいてピークには及ばない微妙な相場が続くことがあります。
本日は、このような停滞期での仮想通貨投資の戦略の1つをご紹介します。
※あくまでの参考程度にとどめてもらえると嬉しいです。
結論
「無理はしない」。
これはめちゃくちゃ重要です。
相場がビットコイン日足200日線を下回っている下降相場で微妙な位置にある時は基本的に何もする必要はありません。
200日線は、僕の感覚です。
しかし、少なくともあなたが「高いな」「まだ下がる」と考えている場合は、それで投じて失敗した場合、精神的なダメージも普段よりも大きいと思います。
高く感じたり、下がると感じているなら「無理はしない」ことです。
明らかにこれは安いぞ!と感じるチャンスに備え、痛いと思う額は投じないようにしましょう。
そして、投資で高いパフォーマンスを出す重要な点は時間経過による複利効果です。
複利効果はアインシュタインが21世紀最大の発明というほどの凄さ。
それを切り捨ててまで無理をして投資をする必要はないです。
「何もしないこと」=「複利効果が出る時間の経過を待つ」と考えると、仮想通貨を売らずに保持し続けるガチホはあながち間違えではありません。
複利は、仮想通貨の枚数で考えています。
例えば、100枚で年利10%のステーキングに入れると翌年は110枚。
翌々年は110枚の10%の11枚が更に増えて121枚。
ビットコイン等の価値を上げている通貨は、当然、法定通貨以上の複利効果があります。
※税金面は考慮していません https://t.co/SAo0dJuXJn
— かにたま@仮想通貨で海外移住FIRE (@kanitama7777777) February 18, 2022
ステーキング等で仮想通貨の枚数を増やしていきます。
翌年も増えた仮想通貨も再投資し、複利効果で増やしていきます。
なぜ仮想通貨を増やすのか?
結論からいうと、法定通貨、もとい日本円の価値が落ちているからです。
近年、ビットコインが価格を大きく上げているのは法定通貨の価値が落ちているからです。
だからこそ、以前とは同じ枚数のドルや円で買えるビットコインの量が大幅に減っているのです。
中でも日本円の価値は落ちています。
ここ5年、タイの通貨バーツと日本円を比べると1バーツが3→3.6円と大きな上昇をしています。
これは、日本円からタイのお金に変換しても以前よりも多くはないということです。
米ドルも同様です。
このように日本円で伸びている国の外貨に交換できる量が減っています。
日本円で交換できる外貨の量が減った。
つまり、日本円の価値が落ちていることがわかります。
また、近年、アジア圏などの海外の物価が高くなっていると聞きます。
確かにその通りですが、海外は物価は上がっていても給料も上がっています。
日本が数年前から変わらないためより高く見えるだけです。
ですから、日本円から価値が上がるものに投資をする必要性を感じています。
その1つは価値を上げ続けている「仮想通貨」になります。
だからこそ、その日本円から仮想通貨が下落している時はより買い時なのです。
前置きは長くなりました。
本題の下落や高いなと思う時期に何をするかです。
長期保有の仮想通貨銘柄を増やす
※日本では仮想通貨同士の交換は税金がかかる場合があります。例えば、100万円で買ったビットコインが500万円になって、別のリップルにかえると、その時点で利益の400万円に課税されます。ですから、半分は税金用として再投資するのは控えた方が良いです。
僕がもし日本の居住者なら長期保有銘柄をガチホ(売らずに所持し続けること)+ステーキング(仮想通貨を預けて増やす)します。
ステーキングは預け先が破綻や資金を持って逃亡でもしない限りは確実に増やせます。
日本の税制だと確かに税金計算は面倒です。
しかし、価値を高まるものを少しでも増やせることは大きいです。
Defiも増やす手段として有効ですが、ステーキングより税金計算が面倒です。
日本に永住し、税理士さんに任せず、自分で税金計算をするなら増やす手段として採用しない方が良いかもしれません。
コインテレグラフのガチホが最善の戦略? バイナンスリサーチがビットコインの日次リターンを分析【仮想通貨相場】によると、バイナンスリサーチが出したデータで」ビットコインの長期保有者が最も高いパフォーマンスをあげています。
天井で売り、底で買うのは理想です。
しかし、それが出来るのは一部。
仮想通貨で上手くいった人の多くも株の運用同様に長期保有者です。
いいえ、これは仮想通貨に限った話ではありません。
今日ノリで行った投資セミナーで一番ためになった資料。 pic.twitter.com/5ZNUUwcwGP
— あさこ (@nafco355) January 18, 2020
投資運用会社のフィディリティの2003年から2013年の調査によると顧客の投資成績の良い人は
・亡くなった人
・運用を忘れている人
でした。
ただし、フィディリティという運用会社が運用していたから起こったこと。
死亡した仮想通貨を確認できるサイト「Dead Coins」を見ればわかりますが、多くのアルトコインは詐欺まがいの通貨もあったり、運営がうまくいかず消えていきました。
これからも増えていくでしょう。
ですから、何でもガチホではありません。
調べつくし、伸び続けると思われる通貨を選ぶ必要があります。
僕は、こういう時期は、10倍、100倍と僕の判断で上がりすぎたと考えるアルトコインから、BNBやビットコインなどの長期保有銘柄と考えている仮想通貨の割合を増やしています。
ビットコインは、仮想通貨全体の時価総額の4割ほどあり、今やエルサルバドルのような国も採用していますから大丈夫だと判断しています。
ノード、ハッシュレートなども最高値を更新し、伸び続けています。
※BNBに興味のない方は、ここから下の部分は飛ばしてください。
BNBは、今から半額以下まで下がるかもしれないと考えています。
しかし、値上がりしたバイナンスコイン(BNB)を保有し続けている理由でも書いたように完全に長期保有銘柄として売るつもりはありません。
Coinmarketcapなどの現物やデリバティブの取引高等のデータを見れば明らかですが、バイナンスは仮想通貨取引所の中では圧倒的。
もはや、どこも太刀打ちできません。
4年で他とここまでの差がついたのかと、バイナンスの強さに驚くばかりです。
仮に半値以下に落ちても、他の追従を許さない圧倒的な取引高から戻ることを予測しています。
最近、バイナンスに関してまた1から調べなおしましたが、出来高だけでなく、バブル崩壊があってもそれに備えた盤石な体制を築いていると感じています。懸念点は、短期で大きくなりすぎて規制で潰される危険性があるくらいでしょうか。
かにたまさんはバイナンスが誕生した2017年からガチホ分は売ったことがなく、アマゾンレベルに到達するまでは売る気はないそうです。
規模を拡大し、利益を出し続けている会社の株同様、仮想通貨も長期保有柄は下落しても売る必要はないと考えています。規模的にも長期的に今のアマゾンクラスまではいけると思っています。
短期100倍は売りでも長期はそうではないんですね!
BNBを増やす方法としてトレード以外で僕が使っているのは以下の方法です。
BNBを増やしていない人は飛ばしてください。
・流動性スワップ(流動性ファーミング)
まだ保有している現物銘柄を使って報酬の一部としてBNBを得ています。
バイナンスの流動性スワップは報酬でBNBももらえます。
例えば、上のUDST/MBOXのペアは、合計利周りは15%。
しかし、その内訳は手数料収入(MBOX+USDT)5.12%とBNB報酬9.87%で実はBNBが多くもらえたりします。
もっと利率の高い流動性スワップも他のプラットフォームでありますが、長期銘柄と考えているBNBがもらえる点で利用させてもらっています。
・余ったコインをBNBへ
バイナンスの現物ウオレットには少額残高をBNBにコンバート(交換)するボタンがあります。
これを定期的に押してBNBを増やしています。
ただし、手数料が2パーセントなので注意して下さい。
よほどの時しか使いません。
・上昇が過ぎる通貨の売却
長期100倍はあるが、短期で100倍は僕の中ではありません。
購入時からだいぶ上がったなと感じる通貨は停滞期が長く伸びにくい傾向があるので、BNBやUSDT等のステーブルコインにかえています。
※ただし、日本にいる場合は仮想通貨同士の交換も利益が出てると税金がかかります!対策としては半分は税金用に残しておく。
大きく上昇したアルトコインは手を出さない
バイナンスでここ3年の主要仮想通貨の投資利益率を見てだいぶ落ち着いてきた感じはします。
流石にリスト化されている中では10000%(100倍)は無くなりました。
ただ、まだ高いかな🤔
新しく買うなら確率の高いローンチに参加してこれらには手を付けない予定。
落ち着くまで時間がかかりそうだ。 pic.twitter.com/unYS3meVAx
— かにたま@仮想通貨で海外移住FIRE (@kanitama7777777) February 14, 2022
予想通り、以前、100倍を超えていたSolana、Matic等は100倍以下になりました。
しかも、ビットコイン以上に大きく下落しています。
かつて大きく上昇したリップルやネムも停滞しました。
十分に落ちたと感じるまでは手を出さない方が無難です。
「アルト(草)コイン初心者が買う前に前に知るべき仮想通貨の特徴」で書いたように、長期ならありますが、短期で100倍を超えて維持できたコインは過去1つもありません。
最後に
#ビットコイン
約1週間ぶりに見たら価格変化なし🤔★現状の仮想通貨相場での予定
・ステーキング(Defiなど)
・流動性スワップ。所持アルトでBNBを増やす
・確率が高いバイナンス、BYBIT等のローンチ参加全体的にまだ高く感じるため、アルト、特に新コインは多くは保有せず無理をしない方針です pic.twitter.com/1jttHUH5dh
— かにたま@仮想通貨で海外移住FIRE (@kanitama7777777) February 14, 2022
僕は下落相場だったり、割安感を感じない時期はDeFiやステーキングを中心に持っている仮想通貨を使って増やしたり、長期保有銘柄を増やすことに力を入れています。
現在、僕はどっちでもつかない微妙な相場状況だと考えています。
新コインは新しい資金を投じては買わず、保有通貨を使った成功確率の高いバイナンスやバイビットのローンチ等の参加にとどめています。
「休むも相場」とは良くできた言葉です。
市場にずっと居座り続けると、そればかりを見て客観視できなくなる可能性も感じています。
そして、毎日の生活がいつの間にか同じことの繰り返しになります。
時には1歩引いて客観性を上げ、勉強して新しい知識を得て次の大きなチャンスをうかがうことも有効だと考えています。
「継続は力なり」いう繰り返しは有効ですが、相場は変動があり、自分の思うようには動きません。
ですから、時には休んでチャンスを待ちます。
確率の低い時に挑んでも当然成功確率は下がります。
筋トレなどのスポーツでも毎日365日やることは有効ではありません。
張り詰めた弓の弦はいつか切れるように時には休ませることも時には重要です。
休むといっても何もしないわけではなく、僕だと最近はツイッターからも1週間ほど離れて仮想通貨を遮断して株などの新しい知識を取り入れていました。
「いつ仮想通貨で海外移住FIREできる?いくらまで稼ぐ必要がある?」でも記載したように投資は時間経過による複利効果が大きく影響します。
時には休み、時間に頼り、無理せず長く続けることも長い投資生活で重要だと感じています。
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