バイナンスから日本やタイの銀行に円やTHB等を直接送金する方法

仮想通貨

タイや日本の取引所を経由することなく、バイナンスから円やバーツ(THB)で日本やタイの銀行など世界中の銀行で換金できます。

タイでは、有効活用できれば大きな節税にもなります。(2022年段階)

知っていると非常に便利な知識です。

 

結論

PtoP取引を使い、バイナンスの仮想通貨資産を世界中の銀行に送金可能でTHB、ドル、円等の法定通貨などでも送れます。これを利用し、年またぎで国外での仮想通貨の収益にすれば、タイではバイナンスからの銀行送金に対して税金がかからなくなります。

なお、日本では税金がかかりますが、即時にバイナンスから現金が銀行に送金されるので知っておくと便利な知識です。

 

※税金制度は、各国で日々、変更されています。可能であるかは、担当の税理士に相談されることを強くおススメします。

 

バイナンスのPtoP取引を使ってタイの銀行に入出金可能

バイナンスのPtoP取引を使ってタイの銀行に入出金可能

バイナンスにログインし、トップページのタグにある仮想通貨を購入P2P取引を選択します。

なお、フィアットは、送金したいお金の種類を選択してください。

ここでは例としてタイのお金THBを選択しています。

 

バイナンスのPtoP取引を使ってタイの銀行に入出金可能

P2Pアカウントに進んだら、上画像の赤枠「売却」「BUSD」フィアットは「THB」を選びました。

これは、バイナンスにあるBUSDを売却してTHBが欲しいという設定になっています。

 

現時点では、上画像にあるようにバイナンスにある「USDT」「BTC」「BUSD」「BNB」「ETH」「ADA」「SHIB」「DOGE」は売却できるようです。

売りたい通貨を選択しましょう。

 

フィアットは、銀行に送って欲しい法定通貨を選びます。

THB以外にも日本円やドルなど様々な通貨があります。

 

また、今回は売却を選択しましたが、同様の手順で購入も可能です。

もっとも割高なので大量取引でなければ、購入は取引所を利用した方が良いでしょう。

 

銀行送金してくれる相手側が出てくるので良さそうなものを選んで「BUSD売却」を選択します。

基本的に上の方がレートが良いです。

ただし、過去の評価や低く、注文数が少ない所は避けた方が良いかもしれません。

最低~最高売却価格、利用可能額なども人によって違うので条件にあうものを選びましょう。

利用可能額は、かなり低いものが多く、大金をお願いしたい場合は、ある程度、レートが悪くても利用可能額が高いものを選択した方が手間は少ないでしょう。

 

今回は、Tuckkieという相手と取引を行う事にしました。

限度いっぱいの1220BUSD相当のTHBをタイの僕の銀行口座に送金してもらいます。

右側にあるBUSD売却を押します。

 

なお、取引相手の評価は左側の名前をクリックすれば出てきます。

 

正直、バイナンスのPtoP取引のレートはかなり良いです。

Googleで調べた中央値より高かったです。

 

売却したい仮想通貨を入力します。

このTuckkieさんの上限1220BUSDを入力しました。

なお、残高は「振替」(上画像赤枠)ボタンを押してバイナンスの資金を置いている所から1220BUSDを事前に移します。

かにたま
かにたま

僕は慣れているので上限いっぱいに設定しましたが、慣れていない、もしくはちゃんと送れるのか不安な段階では最低額付近の送金で試した方が良いです。

 

振替でBUSDをPtoP用の口座に1220だけ移します。

 

振替が成功すれば、残高が増えているはずです。

 

次にお支払い方法を選択しましょう。

お支払い方法の部分をクリックしてください。

基本的には1度設定すれば、2回目以降は、同じ銀行への設定の必要はありません。

 

銀行振込を選択します。

 

タイの銀行の1つカシコン銀行(Kasikorn bank)に送金してみます。

Bank account numberに口座番号の数値、bank nameにTHBを送金して欲しい銀行名を英語で入力します。

オプションは支店名を入力しますが、オプションなので入力しなくても大丈夫です。

設定が終わったら確認ボタンを押して完了です。

 

売却したい通貨の量と支払い方法が設定できたら「BUSD売却」を押すと売却できます。

 

ここで注意があります。

この「BUSD売却」ボタンを押してから15分以内に決済をしないと取引は不成立になります。

 

 

つまり、売却ボタンを押した後、お金が届いたことを銀行のアプリなどで確認、相手にBUSDを送って評価する必要があります

 

ボタンを押したのち、即座に銀行アプリを見ると、1220BUSD相当の45,969THBが届きました。

ボタンを押してわずか10秒ほどで着金しました。

 

過去数回PtoP取引を利用しましたが、評価が高い取引相手は、1分以内で銀行に振込されなかったことは1度もありません。

それくらい素早く銀行送金されます。

(ただし、実際に銀行口座に入金されて使えるのは数時間後になることもあります。送金さえたという連絡はすぐきます。)

 

売却ボタンを押した後に銀行にお金が届いたら、対価として相手にバイナンスにある自分のBUSDを払い評価する必要があります。

売却ボタンを押した後に出る画面からBUSDをリリースして評価しましょう。

基本的に、口座番号の記載にミスがなければ正しく送金されるはず。

その場合は、ポジティブ評価をしましょう。

 

かにたま
かにたま

売却ボタンを押した後、銀行への送金を確認して相手側にBUSDを送り、相手を評価することを忘れずに。

物凄い早く送金されるので、最初はこちら側の送金や返答(評価)などに手間取ると思います。

 

しかし、1分もかからずに指定の銀行に届くことは圧倒的に便利でヤバいサービスだと感じています。

仮想通貨の本領であるPtoP取引の凄さを感じることになると思います。

 

タイ居住者ならバイナンスなどの収益には年またぎで税金はかからない

タイの仮想通貨の税制上、タイの仮想通貨取引所からタイの銀行口座に送金した場合、課税が源泉税として15%、実際は、個人所得税として最大35%の税率として課税対象になります。

ただ、それはあくまでもタイの仮想通貨取引所からタイの銀行に出金した時です。

 

しかし、バイナンスからタイの銀行へ直接THBが入金された場合はどうなるでしょうか?

結論から述べると、年をまたげばバイナンスで得た利益を銀行に送金しても送金したTHBに対して税金はかかりません。

何故でしょうか?

 

こちらの動画の「海外居住者が日本の取引所で売却した仮想通貨の税金」03:27~の部分を見ればわかります。

この動画のコメント欄の質問もタイ移住者希望の方には参考になると思います。

 

タイ居住者ならバイナンスなどの収益には年またぎで税金はかからない

タイ居住者ならバイナンスなどの収益には年またぎで税金はかからない

タイ居住者ならバイナンスなどの収益には年またぎで税金はかからない

タイ居住者ならバイナンスなどの収益には年またぎで税金はかからない

バイナンスはタイから見て日本同様に海外(国外)の扱いになります。

 

つまり、タイでは、バイナンスや日本などの国外で得た仮想通貨収益は、年をまたいで翌年になれば全く税金はかからないのです。

タイで15%以上の税金がかかると言われているのは、それはBitkub等のタイの仮想通貨取引所を経由して銀行に送金した時です。

タイでは、そういうルールです。

(一時帰国中は課税対象になるので、日本などに戻った時は仮想通貨の売買はしない方が良いです。)

 

バイナンスなどの海外取引所での仮想通貨の利益・・・1年経てば利益に対して税金はかからない

Bitkubなどのタイ国内取引所での仮想通貨の利益・・・銀行に送金すると課税される

 

 

ですから、将来的にタイの移住を考えているなら、タイに移住するまでは仮想通貨はできるだけ利確しない方が良いです。

そして、移住してタイの居住者になり、年をまたいでから、バイナンス等でPtoP取引を使い、THBやドルなどのフィアットに必要な分だけ換えていくのが良いでしょう。

 

Bitkubなどのタイの取引所を経由してTHBなどのフィアットに変換すると、利益額に応じて税金が発生します。

国外で利確して送金してもらうことが重要です。

 

ちなみにPtoPで日本への銀行に送金する方法は、課税対象になります。

そもそも、日本では仮想通貨から円に交換しただけで税金がかかる国です。

PtoPで相手がわからないということで申告しなくても大丈夫だという人もいますが、記録はバイナンスで残るので見つかったらアウトなので止めた方が良いです。

 

最後に

日本では仮想通貨の税金が鬼のように高いため、様々なグレーもしくは真っ黒な節税方法を利用している方々がいるという噂を聞きます。

 

例えば、

・海外のドバイ等の無税の国のトレーダーに仮想通貨の換金を頼んで代理でトーレドしてもらい税金を支払わない。

・PtoP取引を行い、相手先の情報が不明なので取引を報告しない。

・借りた仮想通貨には日本で換金しても税金が殆どかからない(差額分のみ)ため、借用書をつくり、借りた仮想通貨の状態にして換金して税金を低くする。

などなど。

 

初見で聞いても良くわからないような怪しい手法が多々あります。

 

しかし、それは非常に危ないです。

実際、グレーゾーンで日本の仮想通貨取引所の口座を凍結された人も多々います。

 

日本政府、仮想通貨交換業者に新たな送金ルール導入へ マネロン対策を徹底=日経
日本政府は、マネーロンダリング対策として仮想通貨交換業者に新たな送金ルールを導入する。早ければ2023年春にも導入される見込みだ。

そして、早ければ2023年春には、今はグレーの扱いでも新たな送金ルール適用で潰されると思います。

 

そのようなブラックとも思われる手法を使うのであれば、海外に出て、その国のルール内で節税した方が良いです。

 

タイでのバイナンスでのPtoP取引は、現在のところは有効な節税方法です。

(説明できるように取引記録は残しておきましょう)

タイに移住した際は、活用して見るのも良いと思います。

タイトルとURLをコピーしました