今後も上がり続けるとは限らないビットコイン等の長期投資について

仮想通貨

本日は、いつもの投機的な記事と違うビットコイン等の長期的な仮想通貨の投資について記事にしたいと思います。

 

僕は、いつもは投機的な記事を書いていますが、皆さんには長期投資で最低4,5年は持つことをおススメしています。

 

とはいっても、仮想通貨バブル崩壊で下落、しかも前回ですら9割以上下落した通貨がほとんどでした。

そして、今後も伸びるとは限らない、このまま下がると思う人もいるでしょう。

 

確かに前回の最高値まで戻らないアルトコインも目立ちます。

ビットコインですら今後も最高値を更新し続けるとは限りません。

 

そこで、残しておく長期的な通貨や、なぜ長期でビットコイン等を保有しておくことが良いかを記事にしました。

※いつもの投機的な記事とは全く違うのでご理解ください。

 

まとめ

法定通貨ではなく、価値の上がっているもの(ビットコインや一部のアルト)枚数(数量)を増やすイメージを持つ。

持つと決めたら最低4,5年は持つ。

5年後にデータが落ちてきている、価格にいたっては2回の仮想通貨バブルで基準を満たさないものは切り捨てるなど購入前に基準や信念を定めてガチホし続ける。

 

長期保有し続けている際、他人の意見や価格ではなくブロックチェーンのデータを定期的に見ること。

データが上昇し続けているなら、人口が増えている国が伸びたり、ユーザーが増え続けている赤字会社が徐々に利益が出て黒字になるのと同じ。

市場の反応は悪くとも、いずれは上がる可能性が高い。

 

なお、長期通貨の買いポイントは、定期積立かバブル崩壊後。

 

多くの人は利確という名の損切りを行っている

問題です。

下のチャートは、どの通貨のチャートが描かれていると思いますか?

 

・・

・・・

・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・正解は、USDT(テザー)です。

 

このチャートは、USDT/BTCチャート(https://coinmarketcap.com/ja/currencies/tether/)でビットコインが基準となっています。

USDTはアメリカの米ドルと同じ価値を持つ仮想通貨なので、このチャートは、事実上の米ドルの価値の下落ぶりを示しています。

 

日本円に至っては円安も加わって、JPY/BTC建てで見ると近年では本当に酷いです。

9年で99.61%も下落しています。

つまり、9年前なら同じ価格で100BTC購入できたものが、今では1BTCすら購入できない0.39BTCしか購入できないのです。

 

つまり、多くの人が仮想通貨市場で行っている、行おうとしていることは、大暴落している法定通貨を増やして喜んでいる作業です。

ドルなどの法定通貨でみればアルゼンチンペソやトルコリラを増やして喜んでいるようなものです。

 

USDT/BTC

法定通貨で上がる期間は、バブル崩壊後のみ。

しかも大きく上がるのはたった1~2カ月程度しかなく、上値をどんどん切り下げています。

世界最大のヘッジファンドのレイダリオは「現金はゴミ」と述べましたが、このように価値を上げているものから見ると、明白です。

 

BTC建で利益が出ていない場合は、持っていれば価値は下がり続けるため損切と同じです。

短期売買でもBTCを基準として利益を出すように考えると良いと思います。

 

BTC建でチャートを見る

多くのアルトコインはBTCに連動して価格が動きます。

先日も10%ほどビットコインが暴落しましたが、アルトコインもそれにつられて暴落しました。

今、アルトコインが上がっているのもビットコインが上がっているからです。

従って、ビットコインにつられているアルトコインはBTC建で見るべきでしょう。

 

ざっくりと

ビットコインに対して上昇している通貨:長期保有通貨

ビットコインに対して下落し続けている通貨:売却 or 短期用通貨

ともいえます。

 

どうしてこういえるのであるかというと通常であれば、ビットコインより時価総額が低い、つまり、小さい規模の通貨は上がりやすく伸びて当たり前だからです。

それがビットコイン以下の伸びであれば、それまでの通貨です。

 

コインマーケットキャップ(https://coinmarketcap.com/ja/)の上の方にある通貨設定をBTCにすると、全部ビットコイン建てのチャートで見ることができます。

 

多くのアルトコインは、最初だけで長期的には伸びていない

某アルトコインのBTC建です。

多くの暴騰したアルトコインもBTC建でみれば、下落トレンド的なチャートを描いています。

見ての通り直近が最も下がっており、バブルで大きく伸びますが、以前よりも伸びずに上値更新していません。

更に下値をどんどん更新しています。

このように高値を切り下げ安値を更新し続けているアルトコインはUSDTなどのドルや円で見て上昇していても基本的には長期保有すべきではありません。

これは先ほどのUSDT/BTCチャートよりは少しマシな下落チャートと同じです。

 

実はBTC建で見ると、オワコンと市場で言われているリップルなどは良い方です。

ただし、次のバブルピークで過去最高の400円を超えなかった場合は、厳しいと思います。

なぜなら、あれだけのビットコインから見て価値が落ちている暴落通貨の日本円に対して2回のバブル(約8年)もかけてBTCよりも規模が小さいのに最高値を更新していないということは、市場の判断は、その程度のものということだからです。

 

BTC建で良い通貨は、ほぼ全て次のバブル期で高値更新をしています。

一部のAGIXのような例外的な通貨はありますが、それは非常に稀です。

そのAGIXを含めた、今期、伸びているAI通貨ですらBTC建でみればこんなものです。

 

ETH/USDT

ETH(イーサリアム)は、BTC建で見ると鈍化していますが、それでもUSDT建ではバブルの度(約4年周期)に底値を上げ、上値更新をしています。現在は少し調整しそうですが、最高値更新はしそうですね。

 

▲ETH/BTC。ETHは21年のバブルでは2017年のバブルの最高値をBTC建では更新しませんでした。しかし、下落もしておらず大きく底上げ。時価総額が大きくなると、最終的には、ETHのようにBTC建ではほぼ動かずに安定していく。現時点でのETHは、まさにアルトコインの理想形チャート。

 

特に時価総額が低いアルトコインの理想をしめすようなチャートは、BTC建てで最高値更新をし続けている通貨が良いものの、これらはBNBやSolanaくらいで非常に少ないのが現状です。

よって、USDT建で底値を上げ上値を更新し続けるETHのような銘柄の長期保有をおススメします。

これは現在の価格ではない長期的に伸びているという基準で決めます。

 

売りを考えるアルトコイン

新規コインと5年ほど既に保有したアルトコインで考え方が違います。

それぞれ記載します。

 

共通しているのは、どれくらいの規模になるかを事前に予測し、信念を持って保有する点です。

あらかじめ信念を持たないと暴落時に心が折れて手放す可能性が高いです。

 

良いチャートでも信念に反した場合は手放します。

例えば、BNBはチャート上ではBTC建でも最強クラスに良いです。

しかし、CZが退任した時に問答無用で全て売りました。

それは「値上がりしたバイナンスコイン(BNB)を保有し続けている理由」で記載した通りです。

王者のつくったバイナンスは今でも素晴らしいのですが、CZという王者のいないバイナンスでは信念に背くため投資する意味がありません。

 

まだ1度も長期保有分は売ったことがないBTCの場合だと、サトシナカモトが現れるか、金の時価総額の半分ほどになったら売りを考えます。

また以下の次の項目で示すデータが長期的に下がってきたら売るかもしれません。

 

約5年間保有したコインについて

今期、僕は5年目に突入したアルトコインがいくつかあります。

例えば、前回のバブルからの持ち越しは、THETA、NEXO、AGIX、CHZ、CATECOINなどがそれにあたります。

ここから更に持つかどうかの判断を以下に記載します。

 

Chiliz(CHZ)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
Chiliz 本日の価格 は、¥21.04 JPYです。24時間の取引ボリュームは ¥12,316,182,880.16 JPYです。弊社ではCHZからJPYへの価格はリアルタイムで更新されています。

例えば、CHZはBTC建で見ても上値は切り上げ(21年ピークよりも23年近くが上)、下値も2021年よりも大きく底上げしています。

しかし、今回の本格的なバブルで2023年近くのピーク価格0.0000129 BTCの過去最高値を超えるかどうかに注目しています。

ただし、21年度のバブルではETHですら、超えれませんでした。

時価総額的にも超えれるかもしれないと思っていますが、厳しいかもしれません。

 

CHZ/USDT

ドル建で見たら今から6倍ですね。

BTCは難しくとも、USDT建で前回の高値を超えないと判断した場合、長期的な下降トレンドに入ったと判断し、最低でも半分は利確します。

すなわち、僕が5年持ったものを持ち越すかどうか考える基準の1つは、前回の最高値(ドル建)を超えるか、超えないかです。

 

前述しましたが、基本的には暴落している法定通貨のドルに対して最高値更新しないケースは、特にCHZくらいの伸び盛りの時価総額では考えられません。

基本的には4年のバブル、行き過ぎもありますので、最低でも8年の2回のバブルでUSDTで最高値更新をしないものは売るべきだと考えています。

 

5年未満の新規で保有したアルトコインについて

今期、新しく保有した1年も経っていないアルトコインの場合についてです。

 

長期向けのアルトコインのガチホを考える際は〇〇を見ます」で書いたように直感だけではなく、データや理念などをよく見ます。

特にデータはバブル期に有頂天になった自分を冷静にさせてくれます。

特に「データで見る将来性のあるアルト(草)コイン~ノード編~」などは非常に役立ちます。

これが下がっているアルトコインは、現在の価格によらず落ち込みます。

データは、信じすぎるのは問題だと思いますが、ビットコイン等などの長期保有通貨でも役立ちます。

 

例えば、今期購入したGALAなどは最高値更新はもちろんのことネットワークのパワーも重視しています。ゲーム銘柄は、ネトゲーを遊んでいる方はわかると思いますが、アクティブユーザー数が減ると荒廃していきます。その状態では、バブルでは価格が上昇しても長期的には上がるとは思えません。現状ではユーザーが激減しているため、売りを考えています。ただし、これらか良いゲームがでたり、バブル期に伸びる可能性はあります。

 

データの多くはコインマーケットキャップの銘柄の所にあるチェーンエクスプローラーを見ればわかります。

また、調べるとチャートにまとめてくれるサイトのような所もあります。

ブロックチェーン上では、誰でも見られるため、ごまかすことができません。

ネットや他人の意見に踊らされず、ブロックチェーンのデータの真実を自分の目で確認してみて下さい。

 

ビットコインがこのまま上がり続けるのか?問題

これはよく言われていることですね。

実際のところ、これだけビットコインが上がって更に上がるかわからないと思いますよね。

僕も参入した時は、もともとビットコインは1円以下であることを知っていたので、そう思っていました。

 

しかし、ビットコインは価格以上に上がり続けているものがあります。

それはネットワーク上のデータです。

 

例えば、ビットコインは価格(上画像の黒線)が暴落(下落)している時でも、水色の線のディフィカルティ(採掘難易度)などのデータが上昇しています。

採掘難易度が高いということは、基本的にはビットコインを産み出す価格も上がっているということです。

次にビットコインが暴落した際には、価格ではなく、こういった実質的なブロックチェーン(オンチェーン)データを見ると長期保有を可能にさせてくれます。

 

これらは「仮想通貨名 blockchain(ブロックチェーン)」などでグーグルなどの検索エンジンで調べると簡単にわかります。

よくビットコインはこれだけ上がってこのまま上昇し続けるわけがないと言われますが、数値が上がっている以上は上がり続ける可能性が高いです。

 

ユーザー数の上がり続けているゲームが突然オワコンになることはありません。

人口が増え続けている国が経済状況が悪くて一時的に落ち込んでも復活するのもそうです。

地球上の人間も人口が増え続けているからこその発展ともいえます。

逆に様々なデータが上昇しつ続けている以上、事故などの一時的以外でなぜ長期的に下がるのか教えて欲しいものです。

 

ブロックチェーンのような信頼性の高いデータは現状を冷静に教えてくれます。

得に思い入れのあるアルトコインは感情的になりがちです。

しかし、データが価格についてこない以上はいずれは落ち込みます。

そんな時には、データを見ていくことも重要です。

ビットコインですらネットワークのパワーが長期的に大幅に落ちた時は危ないです。

かにたま
かにたま

好き嫌いではなく、データが上昇し続けているなら上がる可能性は高いと思いませんか?逆にデータがともなっていないといずれは落ちる可能性が高いです。

 

買い時について

買い時の1つとして積み立てをおススメします。

特に忙しい時間の取れない超富裕層は定期購入のような積立をしているイメージです。

 

エイベックス松浦会長、ビットコイン100ヶ月積立の評価額が9億円超に
エイベックスの松浦勝人CEOがXの投稿で、自身のビットコイン資産額を明かし、積立投資の重要性を説いた。

▲例えば、最近ではエーベックスの松浦会長が100カ月間もの間、ビットコインを毎月1BTCずつ購入していたとメディアが伝えています。

 

880億円に増額、マイクロストラテジーのビットコイン買い増し資金調達で
止まらぬBTC争奪戦米マイクロストラテジーは15日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインをさらに購入するための転換社債の価格設定を発表した。13日当初は5億ドル(740億円)の調達額の予定だったが、増額することになる。発表によると、発行する社債

▲そして界隈では有名なマイクロストラテジーのマイケル・セーラー氏もビットコインがいくらであろうと買い続けているイメージです。

 

そして、いま海外でめちゃくちゃ話題になっているX, HODL15Capital氏がツイッター投稿したこのポスト。

ミスター100という男が2019年から毎日ビットコインを大量購入してるというものです。

彼がミスター100と呼ばれるのも、松浦会長もビックリの毎日100BTCずつ購入しているからです。

ミスター100は、今やビットコイン保有の15番目の大口となりました。

アラブの王族やMeta(旧フェイスブック)の創業者のマークザッカーバークさんのクラスの資産家ではないかと言われています。

 

彼らの考え方は、基本的にBTC基準で考えています。

つまり、価値の上がるものであれば、相場によらず常に買いであり、効率の良い積立というわけです。チャートをずっと見続ける必要もないわけです。

そんな資金がないという人もいるでしょうが、価格が大きかろうと少なかろうとパフォーマンス自体は変わりません。

ここで重要なことは価値が上がる、もしくは上がり続けるものを買い続けているという点です。

 

積立も良いのですが、時間の取れる方は以下のような方法をおススメしています。

高値掴みをしないアルトコイン底値での資金投入タイミングの考え方

長期保有者向けビットコインの買い増しタイミング

どんな通貨も悪い時は来ます。

その時に下落を恐れずに買っていくという方針です。

 

最後に

この記事はビットコインの購入を推奨する記事ではありません。

「価値の上昇しているものを基準に考える」

この視点を持つことをおススメしたかったです。

 

特に現状での仮想通貨市場で大きく影響するのはビットコイン。

ビットコインが大きく下落すれば、他のアルトコインも基本的には大きく暴落します。

従って、ビットコイン建で見るべきだと思います。

 

仮想通貨は確かにボラリティが激しく、大きく上下します。

しかし、それはビットコインを基準に考えると法定通貨が暴落しているからです。

現在、多くの人がBTC建で暴落してゴミとなりつつある法定通貨を増やすということに力を注いでいます。

 

価値の上がるものは、個人が決めるものではなく、市場が決めます。

世界一の投資家のバフェット氏だけが価値を決めるものではありません。

 

一部の人が価値を感じれば、価値を生みます。

 

ビットコインの生みの親のサトシナカモトは、本質的な価値について、こうポストしました。

本質的価値こそが、お金がお金である由縁とされがちだが、本質的価値などなくてただ希少なだけでも人々は受け入れ始める。

 

仮想通貨の長期保有の際の道のりは、私達の人生同様に山あり、谷ありで簡単ではありません。

チャートは、まさにその保有者達の歴史です。

 

もろい通貨は最初だけで崩れ去り、将来性のある通貨はいずれ復活します。

ETHのETF承認がささやかれる中、いくつかのアルトコインは大きく今後も飛躍するでしょう。

 

特にアルトコインは、より不安定で様々な雑音が聞こえる中、ガチホは容易ではありません。

僕は2017年に初めてビットコインのバブルを体験し、翌年の2018年に暴落した際、BTC基準で考えることを先人から教わり、保持することができました。

1BTCは1BTCです。

今後、ビットコインでなくても良いので価値の上がり続けているあなたの基準の通貨が見つかると嬉しく思います。

 

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