FTX Token(FTT)の投資について ~2022年度版~

FTXトークン アルトコイン(草コイン)

仮想通貨取引所のトークンであるFTX Token(FTT)の仮想通貨投資(投機)向けの記事です。

良い点、悪い点、投資判断などを記事にしていきます。

※記事を作成したのは2022年6月27日です。あくまでもその時点の記事であることはご理解下さい。

※参考程度にお願いします。今後、価格が上がる保証はありません。

※上手くいき大きな利確をした場合、税金にご注意ください。(日本国内在住者)

 

本日のまとめ

トレーダー目線で使いやすい顧客満足度が高く、買収戦略で大きくなった勢いのある取引所のトークンであり、将来性は期待できる。

FTTの将来性は、バイナンスのBNB同様にその取引所であるFTX次第。

FTXは、できたばかりだが、既にトップクラスの仮想通貨取引所である。

将来性は当然高い。

しかし、個人的には、破綻しかけている企業や取引所の買収戦略などの経営方針に疑問が思う所があり、投資はしない予定。

 

FTXとFTTトークンについて

FTXは2019年に米国で設立された仮想通貨取引所。

FTXはトレーダー出身のアフロことサム・バンクマンフリード氏などにより設立された。

 

FTTトークンは、そのFTX取引所のトークンとして2019年7月29日に誕生した。

FTX取引所の手数料を安くするためなどに使われる。

 

FTXといえば、日本の暗号資産交換業者Liquid by Quoineを買収。

2022年4月に同社はサービス名を「Liquid by FTX」として日本にも進出している。

 

発行総数は、3.5億枚。

記事作成段階で38%ほどが市場に出ており、時価総額は約5029億(希薄約1.3兆円)。

1FTT約3710円、時価総額ランキングはCMCで21位である。

 

魅力

FTTトークンの成長は、FTXの成長次第ということでFTXの魅力をお伝えしていく。

 

急成長中のFTX

FTXは元トレーダーのサム・バンクマンフリード氏などによって設立された。

自身がトレーダーであったため、トレーダーのかゆい所に手が届くシステムなどで支持を得ており、デリバティブ(先物など)取引が強い取引所である。

 

しかし、現物取引も強くなっている。

現状ではバイナンスに次ぐ2位を記録、出来高や訪問者数でもコインベースを上回っている。

 

サム・バンクマンフリードの先見眼

サム・バンクマンフリード

FTXのCEO(社長)サム・バンクマンフリード。29歳。

1日の睡眠は約4時間、飲酒はせず、ヴィーガン(肉は食べず野菜食の人)。

2022年、米フォーブスの資産トップ400(60位)に選出された。

服装は画像のように公の場でも常にラフで近年のお金持ちの風貌ともいえる。

両親は共にスタンフォード大学の法学教授。

幼少時から高い教育を受けており、マサセッチュー工科大学卒。

アフロヘアのため、アフロなどとも呼ばれている。

 

このサム・バンクマンフリード氏(以下、アフロ)は先見眼があり、数多くの仮想通貨の急成長を当てている。

よって、彼の投資する仮想通貨は、「FOMO(乗り遅れることへの恐怖」すら引き起こしている。

 

代表的なアフロ銘柄は「Solana」である。

現在でこそ仮想通貨ランキングTOP10に君臨し、40ドルの値を付けているSolana。

しかし、アフロは、無名で1ドルにも満たなかったSolanaに多額の投資を行っている。

ICO評価サイトでも低評価だったSolanaで大成功を収めた。

 

現在、アフロが投資をしている草コインで有名なものはメタバース系ゲーム銘柄であるスターアトラス(ATLAS)などがある。

スターアトラスは、今のBTCなどの市場の大暴落で大きく下落している。

しかし、セール価格の初値$0.00138(約0.16円)を考えると可能性は感じられる。

アフロ銘柄は大抵はFTXに上場しており、スターアトラスも購入できる。

 

スターアトラスのチャート。

このブログの読者はおわかりだろう。

有名人が大量購入しているからといって高騰した際に購入すると、こうなるという好例。

かにたま
かにたま

バブル期になったら有名人が推すような急騰した銘柄のイナゴは気を付けてください。どんなに有望でも最後はこうなります。バブル期に買うなら利確しましょう。

 

ただ、アフロの先見眼にかけて乗っかかれば次のバブル時代は大きなチャンスはあるかもしれない。

実際、一時的とはいえ、前回のバブルでスターアトラスは20円を超えていた。

つまり、セール価格の100倍を超えていたのである。

 

調べると、銘柄も確かにアフロが推すだけある。

そこらのメタバース銘柄よりも可能性は感じる。

 

ただし、入れるとしてもキッチリ下がってから入れるのが良いだろう。

 

ローンチパッドで初期の仮想通貨の購入

FTXもバイナンス同様にIEOを行っている。

IEO、つまり、初期の安い時期にアルトコインに投資ができるというトークンセールである。

同時にIEOは、その取引所で上場することが出来るため流動性も初期からある。

 

2022年7月8日、この冬の時代にもFTXはIEOを行うようだ(⇒詳細)。

ルールを見ると、FTTを購入/賭けて、販売の24時間前に追加のチケット割り当てを固定するため、大量にFTXを保持していると有利である。

 

投資利益率最強のバイナンスローンチパッドの仮想通貨31種まとめ」のバイナンスのようにFTXが順調に成長するならば、これらのIEOプロジェクトも高い利益率を出し、少なくとも一時的には上手くいく可能性がある。

 

懸念点

FTX Token(FTT)の不安材料などを挙げていきます。

 

経営方針

日本の暗号資産交換業者Liquid by Quoineを買収など様々な仮想通貨関連の企業を買収して大きくなってきたFTX。

しかし、その買収に疑問を感じることがあります。

 

まず、短期間で増えすぎた買収企業数はかえって経営を圧迫させる可能性があるからです。

 

安く買収できるのは良いことです。

しかし、FTXは経営状況の悪い企業に助け舟を出す形で買収に乗り出すことが多いです。

 

これは、かつての過度な買収で失敗した日本の企業のライザップを感じさせます。

ライザップグループは、かつて急成長をした企業でした。

現在はかなり規模を縮小しています。

 

結果にコミットするというライザップのビフォーアフターのCMは有名ですねw

 

かつて、急成長していたライザップグループは、赤字企業で経営が苦しい企業を次々と買収、ライザップグループの成功法則を当てはめて短期間での業績改善を目指すという経営を進めました。

しかし、もともと経営が苦しい会社。

成功したライザップグループの法則も通用せず、大量の買収はライザップグループを苦しめました。

 

アフロは、現在の仮想通貨企業で清算しそうな会社などに対しても救済の意向を示しています。

少し前にはロビンフッドの株を7%ほど購入しましたね。

現在も危機状況にあるブロックファイ(Block Fi)に約340億円(2.5億ドル)を融資、株をも購入しようとしています。

 

儲かっているが故に危機的状況の会社に融資(投資)を行い、事業拡大のために買収をもしている。

冬の時代での投資はバイナンスでも行っていることです。

 

しかし、FTXが問題だと思うのは、採用ペースを落としたり、大リーグのロサンゼルス・エンゼルスのユニフォームへの広告掲載の交渉を取りやめをしてまで助け舟を出している点です。

つまり、自社の基盤を固めるよりも買収や株取得で事業を拡大しようとしている点がバイナンスとは大きく異なります。

危機的な会社を多数救済しようとすることで、共倒れしないか?不安なのです。

 

仮想通貨の世界でも、ただ儲けようとして見通しの甘いまま参入し、いわば今の仮想通貨業界にとってマイナス企業なども多いのは事実です。

まだ歴史のない自社の成長を妨げても設計、管理、運営等に問題がある企業に助け舟を出して救済するのは疑問に思います。

 

急成長がゆえに伸びが見込みにくい

2019年に設立されたFTXは、仮想通貨バブルにも乗っかかり、大きく成長しました。

同時にFTTも大きく値上がりしています。

 

時価総額は約5029億(希薄約1.3兆円)

1FTT約3710円、時価総額ランキングはCMCで21位。

2020年は1FTTが約100円。

アマゾンの初期94%下落などもそうですが、将来性があるからといって落ちる時は落ちます。

FTXは、短期で伸びすぎていて、入れにくいという印象はあります。

 

最後に

FTXは、バイナンスより2年遅い2019年から類まれなスピードで成長した仮想通貨取引所です。

しかも、ETHの創設者(ヴィタリック・ブテリン)の28歳に次ぐ若さ、29歳で業界ではトップクラスで成功している人物(アフロ)がおり、そのカリスマ性は抜群です。

ただし、有望な人物がバブル時代にパッっと出て、後に消えていくことは多々あります。

 

FTTはFTX取引所ありきです。

歴史が浅く、急成長で良い時代しか知らなかったゆえに、現在の冬の時代の対応もしっかりと見ておきたい所です。

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