バイナンスに上場しているセロ(Celo/CELO)の仮想通貨投資(投機)向けの記事です。
良い点、悪い点、投資判断などを記事にしていきます。
※記事を作成したのは2022年7月18日です。あくまでもその時点の記事であることはご理解下さい。
※参考程度にお願いします。今後、価格が上がる保証はありません。
※上手くいき大きな利確をした場合、税金にご注意ください。(日本国内在住者)
本日のまとめ
Celoについて
Celoは、「全人類が豊かになるための金融システムの構築」を目指す、様々な分散アプリケーション、スマートコントラクトの開発等のオープンプラットフォーム。
2020年3月に販売セールが終了した。
電子メールアドレスと電話番号を公開鍵として主にスマホ(携帯電話)で使用する点が特徴的。
発行枚数上限は10億枚。
メインネットのリリース時に、6億のCELOが割り当てらている。
報酬を介してさらに4億枚が追加される。
(技術的な詳細については、こちらを参照してください。)
合計CELO内訳(10億)は、次のとおりです。
・発売前のセール販売購入者(〜12.5%)
・プロトコル貢献者(〜18.5%)
・ステーキングとバリデーターの報酬(チェーンコミュニティ基金(〜30%)
・オンチェーンコミュニティ基金(〜19.5%)を含むコミュニティ助成金
・運営助成金(7.5%)
・初期準備金(12%)
このモデルでは、メインネットのリリースから2050年までの月ごとの推定内訳が分類されています(ここを参照)
記事作成段階で時価総額605億円(希薄1342億円)
セロの初期投資家にコインベースや、Twitterの創業者であるジャックドーシー、サッカー元日本代表などの本田圭佑さんなどがいる。(⇒詳細)
魅力
セロの良さである魅力を記載していく。
ETHとの互換性がある
Celoのブロックチェーンのコードは、既に支配ともいえる広がりを見せている汎用の分散型アプリケーションを構築するためのブロックチェーンソフトウェアであるEthereum(イーサリアム)と共有しています。
つまり、互換性があり、既に規模の大きなETHでも使える、これは大きなメリットなのである。
詳細は公式サイト:Celoプラットフォームを参照。
セロのステーブルコインや高い利便性
セロは、「Celo Dollar(CUSD)」「Celo Euro」などの法定通貨に連動したステーブルコインを発行している。
担保は主に仮想通貨。
現在、既に20カ国以上の国で法定通貨と実際に交換できる。
なお、バイビット等ではセロの米ドルのステーブルコインCUSDのステーキングサービスがある。
バイビットでは年利15%と非常に高い。
高い利率のステーブルコインは」TerraUSDなどの崩壊もあり、危ないと思うかもしれない。
しかし、期間限定で期限が短く、CUSDが余裕がある設定で時価総額自体がまだまだ低い。
小規模(※)である現状ならば大丈夫かと思われる。
※許容以上に規模が大きくなると逆に危なくなることがある。仮想通貨の税金破産のようなもの。規模が上がれば上がるほど金利として支払う報酬が増えるため、払えなくなり、崩壊することもある。注意して欲しい。
現在、仮想通貨の出来高や上位通貨を見てもわかるが、ステーブルコインは非常に需要がある。
仮想通貨払いなどは、まだまだ認められていない国は多い。
いつでも法定通貨にかえられるステーブルコインがあることは大きい。
また、セロは一部の地域では、ステーブルコインからモバイル電子マネーなどに変換も可能。
ケニアのユーザーは仮想通貨ウォレットValora上で決済事業者「Kotani Pay」を選択し、cUSDを直接モバイルマネーに交換できる。Coinpost-金融包摂目指す「Celo(セロ)」、約25億円規模のパートナー支援ファンドを設立より
融通が効き、利便性が非常に高い。
懸念点
Celoの懸念点を上げていく。
セール価格に大きな差があった
Celoの最初のセール販売の評価額は約$0.18。
2回目の販売の評価額は$1.00であった。
なお、調達額は1回目は600万$、2回目は300万$だったようだ。
ただし、1回目の購入者はロック期間があり、全てが配布されるまでは5年待つ必要がある。
また2回目の購入者もロックに賛同すれば、25%の割引で$0.75の販売が適用された。
これらはセロのブログで記載されている。
セロの「全ての人を豊かに」という理念が素晴らしいが、初期のセールでこれだけの価格差をつけていた状況を見て、なんだかなと思う点がある。
ETHのセールなどは、誰でも同じセール価格0.1ドルで購入できた。
もっとも隠さずに正直に話すだけでもマシなのではあるが、僕自身としては、この事実を知ったことで引いてしまった。
また、ロックが全て終わる5年後の初期投資家の売圧を考えるとリスクの高さも感じる。
個人的には、投機でなければ、まだまだ歴史は浅いこともあり、初期投資家の全てのロックが外れる2025年以降に投資を考えるのが良いと感じている。
技術的な不安点
The Celo network has stalled at block 14,035,19. Validators are working to identify and resolve the issue. All funds are safe. Updates will be provided as soon as possible.
— Celo (@CeloOrg) July 14, 2022
ほんの数日前、セロのブロックチェーンが原因不明の理由で約1日停止した。
ブロックチェーンの停止は、メインネットローンチ以来の約2年振りということ。
しかし、約1日停止は大きな問題で規模が遥かに大きなETHですら起こらないこと。
初期段階の不手際は良くあることではあるが、今の小規模な状態でブロックチェーンが停止という事態が起こり、将来的に大丈夫なのか?と不安を感じた。