WAX(WAXP)バイナンス上場銘柄 ~2022年度版~

アルトコイン(草コイン)

バイナンスに上場しているワックス(WAX/WAXP)の仮想通貨投資(投機)向けの記事です。

良い点、悪い点、投資判断などを記事にしていきます。

※記事を作成したのは2022年7月14日です。あくまでもその時点の記事であることはご理解下さい。

※参考程度にお願いします。今後、価格が上がる保証はありません。

※上手くいき大きな利確をした場合、税金にご注意ください。(日本国内在住者)

 

本日のまとめ

ゲーム系仮想通貨でも冬の時代のユーザー数の落ち方が緩く、活気もあり、可能性を感じさせるアルトコイン。

個人的に現時点で時価総額300億円以下、バイナンスのゲーム銘柄の中でも可能性を感じたアルトコインの1つ。

数値が出ている割に無名で認知されていない点も良い。

今の冬の時代に現状を維持できるなら投資を考えている銘柄。

 

WAX(WAXP)について

WAXは、週間200万件以上のオンラインゲーム内アイテム取引サイトであるOPSkins(オプスキンズ)が立ち上げたオンラインゲームアイテムの分散型取引プラットフォーム系の仮想通貨。

dApp、NFT収集品、および新しいプレイツーアーンゲームのエコシステムを構築することを目的とした2017年にリリースされた。

最近ではNFTなどのブームを取り入れている。

 

DPOS(プルーフオブステイク、つまり、多くのアルトコインの持っているだけで仮想通貨が増える仕組み)が採用されている。

WAX公式サイト:https://on.wax.io/wax-io/

 

https://twitter.com/WAX_io/status/1358838516155883521

Topps(メジャーリーグベースボール)や日本のゲームメーカーであるカプコン(ストリートファイター)、Atari(インベーダーゲームやパックマンを生んだゲーム会社)などの世界で知られるゲーム会社のNFTも扱っている。

 

ホワイトペーパーによると、2017年のトークン販売から約8000万米ドル以上を調達し、 64,750,000のWAXPトークンが販売。

すなわち、セールのICO価格で1WAXP約0.81ドル(約112円)であることを考慮したい。

 

▲現時点でのWAXのチャート。

1WAX12~13円程度。

つまり、ICO価格の1/10程度まで下落している状態。

 

2022年7月14日の時点で、WAXPの総供給量は3,770,303,327であり、現在の循環供給量は2,110,877,058 WAX(総トークン供給量の約55.98%)。

時価総額は約265億円(希薄474億円)である。

 

 

魅力

WAXはICO価格の1/10程度、死んだような通貨。

しかし、可能性を感じる魅力を記載していく。

 

ユーザー数の維持

現在の仮想通貨市場は、株式市場や経営悪化によるヘッジファンド等によるリベンジトレードや清算などで実態に伴わない値動きを見せている。

 

こんな時には冷静に数値を見よう。

数値を見ると、現在の状況がいかに落ち込んでいるかがわかる。

現在の仮想通貨の冬の時代、バブル時代はあれほど賑やかだったWeb3、Defi、NFTなどのユーザー数は激減している。

 

dappradarより

しかし、Gameの分野に関しては、未だにユーザー数がある程度は維持されている状態。

 

特にトランザクション数(取引数)に関しては、非常に高い状態で落ちていない。

 

よって、現在のGame分野は、濃いユーザーが残っていることがわかり、希望が持てる状態。

 

このトランザクションの詳細を更に調べていく。

すると、WAXのトランザクション(青紫)がGameの中でも強い事がわかる。

ETHと色が似ているのでWAXではなくETHかと思ったが、Waxが最も貢献度が高い。

 

WAX以外でも、Hive、バイナンスのBNBスマートチェーン(BSC)、ソラナ(SOL)、ローニン(Ronin)などが強い状況。

しかし、WAXは群を抜いて強く、ここに大きな光を感じる。

 

WAXのチェーンが使われている「Alien Worlds」「Splinterlands」「Famers World」などは前回のバブルで大きく飛躍したAxie infinityやGametaのアクティブユーザー数を超え、上位を占める。

 

Discordもアクティブ率が高く、そこそこ盛り上がっていた。

運営のアナウンスに対する反応も昨年の2021年よりも良い。

 

長期保有向けプラットフォーム銘柄

▲WAXのブロックチェーンから次々と新しいゲームが開発され誕生。

WAXから様々なゲームやNFTが生まれていることから、長期保有向けの通貨だと感じている。

 

ゲーム銘柄に投資をする際に、多くの人は人気が出そうな単体のゲームの仮想通貨を選びがち。

しかし、どんなゲームにも衰退期がある。

つまり、単一のゲーム通貨だといずれは廃れ、価値が激減する可能性がある。

 

衰退は、どんなに優れたゲームでも言えること。

それは、世界的に有名で最多登録者数保持中のMMORPGのWOWですら例外ではない。

 

ですから、長期で考えるGame銘柄は、ゲーム単体タイトルのゲーム銘柄よりもその根幹の通貨を選んだほうが長期的には良い。

先ほどの例でいえば、Hive、バイナンススマートチェーン(BSC)のBNB、ソラナ(SOL)、ローニン(Ronin)などがそう。

 

任天堂で大人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザース」を選ぶよりは、任天堂そのものに投資。人気MMORPGのスクエニの「FF14」を選ぶよりはスクエニに投資。

任天堂もスクエニも人気ゲームを生み出し続けるからこそ世界的に知られる企業になっている。

ゲーム単体だけでは衰退する可能性があるが、新しいゲームを生み出し続ける限りは衰退しにくくゲーム系のプラットフォーム通貨は長期向けなのである。

 

これらの点は長くなるため、もっと詳しく別の記事で書いていこうと思う。

 

かにたま
かにたま

単体のゲーム銘柄の仮想通貨に長期でベットしようと考える場合、衰退する可能性は必ず考慮に入れてください。

 

環境考慮のブロックチェーン

WAXは、カーボンニュートラルのブロックチェーンを使用している。

昨今、ビットコインの環境問題がささやかれている中、WAXは多大な二酸化炭素を排出せず、省エネで多くの電気を消耗せず環境に配慮したトークン。

 

多くのアルトコインで環境問題に関して議論されることは少ないが、まだ規模が小さいがゆえ。

ビットコインやイーサリアムのように大きな規模になった場合、大きな問題になっていく。

特にゲームの分野はこれからも伸びていく。

現時点で環境を考慮に入れているのは大きい。

 

懸念点

現状のWAXはユーザー数は多いが、ICO価格の1/10程度、死んだような通貨になっている。

なぜか?

将来に対する懸念点などを含めて記載していく。

 

一部の初期投資家に見放された

ICOの不手際(疑惑)や仮想通貨バブルピーク時に出たために暴落に巻き込まれ、一部の初期投資家に見放されてしまっている。

 

投資家のマイケル・ノボグラーツ氏が設立した仮想通貨マーチャントバンク「ギャラクシー・デジタル・ホールディングス(Galaxy Digital Holdings)」は、かなりの額のWax(5020万ドル)を保有していたが、2018年末には同社の投資トップランクから消えた。

損切りが早すぎた?ノボグラーツ氏の仮想通貨投資銀行、ビットコインなどで300億円の損失

ギャラクシーの損切は一例だが、Waxは2018年の仮想通貨の大暴落で多くの投資家達から手放されたことで価値を大きく下げている。

 

また投資家の1つCrypto Asset Fundは、WAXに対して民事訴状を提出している。

その内容は、詐欺行為を行っていたというもの。

もともとWAXのトークンは、発売時に当初予定していた1億8500万枚だったという。

ただ、リリースの際は18億5,000万トークンをリリース。

価格も配布も4日遅らせ、最大価値で売却できなかったために詐欺だというものである。

しかし、有罪にはなっていない。

 

ICO価格が高すぎた(資金調達額が大きすぎた)

現在、仮想通貨の冬の時代で価格こそはICO価格の1/10。

大口は減ったとはいえ、時価総額は約265億円(希薄474億円)となかなか粘り強い。

 

そもそもとして、WAXはICOでの資金調達額が大きすぎた。

medium.comより

 

WAXは2017年ICO資金調達額の上位に分類される。

上図にランキングされているアルトコインのチャートを見て欲しい。

殆どがWAXのようなチャートを形成している。

 

代表的な、例えば、仮想通貨ランキング11位のポルカドット(polkadot)のICO価格は31.06ドル。

現在、6.63ドルと1/5程度になっている。

 

まともな仮想通貨でも上手くいかないローンチパッドの特徴」でも書いたが、資金調達のハードキャップ(上限)が高い(バブル期に起こりがち)と期待過剰で暴落時により落ちやすい。

 

ポルカドットは、ダッチオークション形式。

約3000人の中、10万トークン以上を保持した鯨(クジラ・大口のこと)がたった4人しかいなかったにも関わらず、暴落しているのだ。

 

2017年という仮想通貨バブルの真っただ中に登場した通貨の不運な運命ともいえるだろう。

 

※話はそれるが、オークションで顧客が価格を決めるダッチオークション形式の仮想通貨は、特にバブル期は値が釣り上がりすぎて初期でも利益が出ない事は多々ある。

過去にBITDAO(ビットダオ)、Gnosis(ノーシス)、Raiden Network Token(RDN)など様々なダッチオークション形式のICOはあるが、これらを含め、殆どのアルトコインがセール価格割れとなっている。

 

最後に

仮想通貨のゲームの分野は明るいと感じている。

今の冬の時代、トークンなどの価格こそ下がれどユーザーの減りは少ない。

 

ワックス(WAX/WAXP)に関しては、バブルの絶頂期に市場に出た不運や、初期の期待値の高さと誇大評価もあり、大きくICO割れの状態である。

しかし、実質的な数値が今の冬の時代でも悪くない事が調べて行く中でわかってきた。

確実に復活する可能性はないが、数値が良い以上は入れてみる価値はあると判断し、今の状態であれば投資を考えている。

 

個人的には、ユーザー数がついて来てることからWAXは長期保有向けだと思う。

 

ただ、仮想通貨のゲームやNFT分野はまだまだ実験的な段階でもある。

SolanaやMaticのようなゲーム分野に強いプラットフォームも増えている。

 

仮想通貨市場が成熟していけば投機傾向は徐々に減っていくと思うが、WAXに関しては過去2度のバブルとも上がっては戻っている状況を繰り返している。

 

新しいプラットフォームに喰われたり、短期的には、また上昇しても暴落する可能性はあることは考慮に入れておきたい。

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