ビットコインやイーサリアムは2つを合わせると仮想通貨の時価総額の半分を占めます。
USDTやBUSD、USDCなどのステーブルコインも高い時価総額を持っています。
これらの通貨だけで全仮想通貨の多くを占めているのが現状です。
しかし、特に今から仮想通貨を始める人、資金が少ない人にとっては、これらの通貨だけでは大きく飛躍することが難しいです。
そこで、あなたと共に成長していく長期向け仮想通貨の見分け方の一例をご紹介します。
参考程度になると嬉しいです。
本日のまとめ
リスクを取れる人は、時価総額が小さいものを選んでいくのが良いでしょう。
もし僕がいまから長期向け通貨を選ぶなら、BTC、ETH、BNBなどには入れません。
仮想通貨市場はこれからも大きくなっていきます。
ならば安くて規模が小さいうちに自分と共に成長しそうなアルトコインを選んでいくのです。
軸となる仮想通貨を買い続けて5年ほど持つ
仮想通貨で本当にFIREできるレベルにまで到達したのは、主軸の仮想通貨を安いうちに購入して最低5年ほど持ち続けた人が大半を占めます。
▲こちらはタイでタイランドエリートという国営の長期滞在プログラムと業務提携されている実際に仮想通貨でFIREした人を担当されているハシナリーさんの動画です。
ハシナリーさん自身もFIREをされています。
僕は移住時に税金面の相談などでハシナリーさんにお会いしたことがあります。
優しい方です。
動画の17分ごろからハシナリーさんが述べているように、本当にFIREをしたような人の大半は、今の主軸であるBTCやETHなどの通貨を安い時期に購入して5年ほど持ってFIREをしています。
1位BTC、2位ADA、3位ETHということですが、どれも今の仮想通貨の中でも時価総額の高い代表的なコインです。
ハシナリーさん曰く、FIREしたトレーダーは1人しか会ったことがないようです。
ちなみに僕の長期保有向け通貨の主軸はBTCとBNBです。
ETHは少しだけ保有、ADAはほぼないです。
前回のバブルでMaticなどが頑張ってくれたので、BTCやBNBは税金や移住資金や日々の生活のためなどでも使わず、まだ1度も売却していません。
僕がハシナリーさんに聞いたときは、主軸がBNBは僕以外はいなかった気がします。
恐らく、僕の予想では、殆どの人はまだ自分の主軸通貨を大量に保有しているでしょう。
なぜなら、仮想通貨はこれからも価値を上げ続けると信じており、多くを保有していれば評価額もどんどん増えていくと感じているからです。
さて、これらの通貨はいつ買ったのか?という話ですが、動画の22分頃を見るとわかります。
BTCやETHは2016年、カルダノはICOの2015~2017年に購入した人がほとんどです。
つまり、BTC6万円、ETH1000円、ADA0.24~0.3円ほどの安い時代から持ち続けた人です。
日本にいてFIREしたいなら長期保有は尚更です。
なぜなら、仮想通貨の売買のたびに手数料や税金がかかるからです。
日本の税制で売買を繰り返すのは非常に難易度が高いです。
例えば、1億円あって1BTC100万円のビットコインを100枚買います。
価格が上昇し、10倍。
1BTC1000万円、資産が10億円になって全て売却しました。
その後、税金でひかれて4.5億円手元に残りました。
元金1億円ですから、3.5億円の儲けです。
しかし、そのお金で次にBTC100枚を買うには、1BTC450万円以下、つまり55%以上暴落しないと同じ枚数の100枚は買えないのです。
今から長期用通貨を選ぶなら最低でも今日から5年間、今だと2027年まで持ち続けられる通貨を選んでいくことになります。
価値の高まるものは、時を経ると値が上がりすぎて手が出せなくなります。
安価のうちに貯めこんでおくのが正解です。
どの規模まで大きくなるのか?を考える
その仮想通貨に長期投資をする際、どの規模までいくのか?を予想します。
例えば、僕はBNBはアマゾンクラスまで到達すると思って長期投資を行っています。
アマゾンの時価総額は、現在は暴落していますが、1.2兆ドル。
BNBの時価総額は、0.04兆ドル。
つまり、長期的に今のあと30倍は考えられると想定しています。
BNBは「値上がりしたバイナンスコイン(BNB)を保有し続けている理由」でも書いた通り、お値段以上に恩恵のある本当に良い銘柄だと思っています。
しかし、人によってはBNBへの投資はおススメできません。
基本的に時価総額が大きくなると伸びは鈍化します。
今のあなたの現在の資金を考えて投資をしていくと良いでしょう。
僕が今から仮想通貨投資を少額で始めるなら、数億円の規模の中長期で飛躍していくだろう銘柄を必死で探します。
安くなったら買い増す枚数を増やすイメージ
これと決めた通貨は安くなったら買い増します。
BTCは過去数年に1度しかこない週足200日線に到達したので買いました。
特に底狙いではなく、バブル期よりも安くて多く買えたのでラッキーという感じです。
「ビットコインなどの仮想通貨の大底狙いについて、初心者必見!」でも書いたように殆どの人は大底で購入することはできません。
だからこそ、結果的にはガチホしている人が投資のパフォーマンスが良かったりします。
大底で買えて、最高値で売れれば誰も苦労しません。
想定ラインまで下がらず、ここ3年ではSolanaのROI(投資効率)を超えてしまった・・・。
底もわからんので、毎日購入の積立を始めました。
Amazonクラスに到達するまで継続予定です
ちなみにバイナンスでの積立手数料は0.2% pic.twitter.com/XG1me9VwvI
— かにたま@仮想通貨で海外移住FIRE (@kanitama7777777) July 14, 2022
BNBは、まだ高いイメージがあるので積立にしました。
将来的にアマゾンクラスに到達すると思っており、今の価格でもバブル期より相当安くなったので良いかという感じです。
将来的に見込んだ価値以下であれば、定期積立も悪くないです。
最善ではないが、良い判断であると感じています。
ちなみにBNB積立は僕の独自の考えでバイナンスがAmazonクラスになるまで続ける予定ですが、BNB積立期間は日足200日線の下の時期を考えています。
現在のBNBはまだまだ日足200日線の下にあります。
ここ数週間は復活してきましたが、明らかな下落トレンド中です。
超えた場合は、投機はあっても長期向けは積立でもあまり買いたくないなと感じています。
下にある限りは買い続けます。
どんな長期保有銘柄を選ぶのか?
どんな仮想通貨の長期保有銘柄を選ぶかは、絶対にあなたの考えと意思で決めてください。
「●●が言っていた」等、他人の意見の賛同による理由が主なら止めた方が良いです。
ここでは、僕が参考にしている点を記載していきます。
保有者(大口)が長期思考で売却が少な目
「長期向けのアルトコインのガチホを考える際は〇〇を見ます」で記載したように長期投資を行う上で、兎にも角にも僕は人を見ます。
仮想通貨というテクノロジー、しかし、結局は人が使います。
今のBTCやETHのように大口が売っていない長期保有者が強い通貨は、バブル崩壊で下落しても復活する可能性が高いです。
長期向け仮想通貨は、その時のブームや勢いではなく、日々の動向を見て下さい。
ブームや勢いを見るのは投機です。
積立のROI(投資効率)などを見れば長期向けか?よくわかります。
今期、柴犬などは大きく伸びましたが、ピークからの大暴落もしており、継続購入のROI(投資パフォーマンス)はCHZやTHETA等に比べると低いです。
こういう柴犬などの不安定な通貨は投機的。
低値で買っていた人のみが大きな利益を得ている状態なのです。
とはいえ、見極めるには、まだ歴史も浅く、時間がかかるでしょう。
長期思考かどうかは、その仮想通貨全体のオンチェーン(ブロックチェーン)等を見ると、容易にわかります。
チリーズ(CHZ)などは1年以上の長期保有者が増えているからこそ、柴犬のような爆発的な伸びはなくても全体的なROIは柴犬よりも良いのです。
つまり、売られていないので柴犬より減りが小さく、積立では投資パフォーマンスが上回るのです。
数値(データ)を見る
仮想通貨の長期投資は、自分の思いだけでは上手くいかない可能性があります。
自分が良いと思っていても、皆が思わなければ使われません。
そこで、現実も知る必要があります。
現実を知るために参考にすべきはデータです。
「データで見る将来性のあるアルト(草)コイン~ノード編~」などが、その一例です。
衰退していく通貨は、価格は上昇しても数値が上がってきません。
特に今のような仮想通貨が暴落した冬の時代を良く見て下さい。
あからさまにネットワークの数値が落ちています。
今のTOP50の仮想通貨でも「これはあかん」というようなデータの低迷した仮想通貨もあります。
上位陣は、これまでのように次回の仮想通貨バブルで大きく変動していくでしょう。
数値は全てではありませんが、感情では冷静な判断を失いがちです。
参考にすべきです。
プラットフォーム系通貨
個人的な意見では、ETHやSolana、Matic等のプラットフォーム的な長期向けのこれからのアルトコインを選んでいくのが良いと思います。
Wax(WAXP)の記事などで書いたのですが、単一のものだと、例えば、ゲームだと飽きがきてしまい、いずれ衰退します。
衰退すると、そのゲーム通貨は当然、価値を落としていきます。
だからこそ、次々と新しいものを生み出す可能性のあるETHやSolana、Maticのようなプラットフォーム系の通貨に投じた方が良いかと思います。
ただ、「短期でFIREできた伸びる割安なアルトコインの具体的な選び方」で書いたように僕はStepnだけで使えるGMTのような単一の通貨を持っています。
それは、運動は継続が重要で1日で健康になるようなものでないからです。
つまり、単体のゲームなら継続性のあるものであれば長期保有もありだと考えています。
ただ、StepnのガバナンスのGMTは保持していてもゲーム内通貨のGSTは保有していません。基本的にゲーム内通貨はインフレしやすいです。オンラインゲームを遊んでいる人にとっては容易にわかることです。
僕はゲーム内通貨がインフレしなかったオンラインゲームを過去に1度も見たことがありません。
基本的にゲーム通貨で2つのうち抑えるのは、ゲーム内通貨ではなく、ガバナンス通貨です。
今度出る日本でも人気の元素騎士オンラインの通貨も2つありますが、抑えるならゲーム内通貨のRONDではなく、根幹のMVの方が良いかと。
元素騎士が伸びるかは知りませんが、MVの方がパフォーマンスが良くなるでしょう。
注目されていない初期の仮想通貨
僕が特にこれから少額で始める投資家の方におススメしたいのは、初期のまだ注目されていない仮想通貨を長期的に買っていくことです。
つまり、かつてのBTC、ETH、カルダノことADAを目指していきます。
当たり前ですが、大きく伸びる仮想通貨は市場価格が低く、初期は注目されていません。
Maticなど100倍以上になった仮想通貨を初期から数多く見てきたからこそ言えます。
少なくとも現在の低迷期にはTwitter等のトレンド入りはしません。
だからこそバブル期に尋常ではない伸びを見せます。
アルトコインは宝探しのイメージは常に持つと良いでしょう。
注目されている仮想通貨は、すでに探し当てられた宝です。
もう見つかった宝で儲かるのは、それを利用する人達(アフィ、取引所、仮想通貨企業、ファンドなど)だけです。
ゴールドラッシュのように儲かるぞ!と、後からついて購入した投資家はもれなく損をします。
アナタと共にこれから大きく飛躍する注目されていない規模が小さな仮想通貨を真剣に見つける方が良いです。
これは簡単には見つからないと思います。
だからこそ真剣に見つけてください。
いずれ銘柄選びに時間をかける重要性がわかるはずです。
初期の仮想通貨は値動きが激しいのですが、取得単価が安く、少額でも数年たてば大きな額になることがあります。
仮想通貨はこれからも伸びていきます。
そう信じているならこれからの仮想通貨も伸びていきます。
歴史も浅く、取得単価が低い段階のネクストBTC、ETH、ADAなどを見つけるべきです。